2014年7月21日月曜日

ThinkPad X61のハードディスクをSSDに換装してみた。

ThinkPad X61 (Windows XP)のハードディスクをSSDへ換装。さらにWindows7をインストールしてリフレッシュしたので簡単にレポートします。
普段の仕事は専らデスクトップPCを使っているので、私の使うノートPCはいつも中古で購入した数世代前のマシンです。

いま外出用に使っているノートはというと、ThinkPad X61

もう何世代前になるのか、既に発売から7年ぐらいは過ぎていると思います。
自分の場合、外出先ではWeb閲覧、メール送受信、ちょっとしたドキュメント作成ぐらいなので、これで十分。

さらにThinkPadは部品の交換もしやすいし、ドライバの提供だとか生産終了後のサポートもしっかりと後々まで継続してくれることもあって、昔からノートはThinkPadと決めています(中古だけど)。

そんなThinkPadはメンテナンスのしやすさ故、おのずと長持ちしてしまうわけで、世の中の流れがウルトラブックだのタブレットだのと変遷する間も新しいものに乗り換えずに未だに古いものを使っているという次第・・・


実は今使っているX61はWindows XPモデルだったのをそのまま使ってきましたが、XPのサポート終了前にWindows 7 に入れ替えをしました。 

そして、、どうせOSを入れ替えるならこの機会にHDDもSSD化してしまおうと思い立ったわけです。

既にXPのサポート終了前にSSDへの換装を済ませて数か月間使ってきましたが、動作は快適そのもの。Windows7 Proの起動に20秒もかからないぐらいでしょうか。フォトショップとかイラストレーターもストレスなく起動してくれます。

これだけ快適に動くと、X61の液晶がXGAどまりなのが非常に残念に思えてきますが、今の用途ならとりあえずOK。

新しいモバイルマシンへの乗り換えが・・・またしても遠のいてしまいました。

今回X61に搭載したSSDは東芝のQシリーズ。
国内では販売されていないので並行輸入の海外パッケージ。
東芝製ということで信頼性は大だと思います。

SSDへの交換手順などはすでに他の先輩方がブログなどで紹介してくれているので省略。
私もいろいろと参考にさせてもらいました。
部品交換の手順はレノボのサイトから提供されている保守マニュアルを参照するのがベスト。

ところで、ThinkPadX61をSSDへ交換する際に忘れてはいけないのがBIOSの更新。
更新と言っても正規のBIOSではなくて改造版です。

ご存知の方も多いと思いますが、X61のSATAコントローラーは本来3.0Gbpsでのデータ転送が可能ですが、それが制限されているために実際には1.5GbpsがMaxとなっています。
ここでは、この制限を解除した改造BIOSを適用します。

改造BIOSを適用するのはもちろん自己責任ですが、これをやらないとSSDに交換した意味が半減してしまいます。

改造BIOSはNotebook Review というサイトのフォーラムから入手できます。
http://forum.notebookreview.com/lenovo/459591-t61-x61-sata-ii-1-5-gb-s-cap-willing-pay-solution-8.html#post6501443

BIOSの更新は上記からダウンロードしたファイル群の中にWINUPTP.EXEというファイルがあるのでそれを実行するだけ。

ただし、ダウンロードしたReadme.txt によると、64bit OS下では上記実行ファイルが使えません。

64bit環境の場合は、ISOイメージ(ダウンロードするとこれも一緒に入っています。)をCD-Rなどに焼いて、そこからBootさせることでBIOSの更新をする必要があるようです。

私の場合は交換前のHDDにWindows XP 環境が入っているので、SSDに交換する前にさっさとBIOSの更新を済ませました。 CD焼くのも面倒ですからね。

ちなみに、この改造BIOSには、SATAコントローラーのパッチに加えて、キーボード左下の[Ctrl]と[Fn]キーを入れ替えるパッチが適用されたバージョン(BIOS update + CTRL-FN swap)も選択できます。

確かに、他のメーカーのノートPCと一緒にThinkPadを使っているとキー配列の違いに戸惑うことがたまにあります。
わたしは適用しませんでしたが、この辺はお好みで。


以上、今更ですが・・・SSDへの交換はやはり正解でした。
ThinkPadに限らず、古いPCの延命には有効だと思います。

おまけに今回の場合、取り出したHDDにはまだXPの環境がそのまま残っているので、いざというときにはすぐに古い環境で起動できるのも安心です。
レポートおわり。

...

2014年7月15日火曜日

ダウンジャケットの手洗い | NIKWAX DOWN WASH & DOWN PROOF

ダウンの衣類は必ずクリーニング店に出すものと思いがちですが、私のダウンジャケットはいつも自分で洗濯しています。今回はお勧めのニクワックスでの手洗いをレポートしてみます。
私が野山に散歩に出かけるときの装いですが、
冬ならばアウターとして防水&透湿素材のジャケット(モコモコとした保温素材が入っていない薄手のもの)に加えて、そのインナーとして薄手のダウンジャケットを着ています。


薄手のダウンジャケットは軽くてコンパクトにたためるので機動性抜群。

以前はフリースを中に着ていましたが、脱いだ時にかさばるので結構な邪魔者になってしまうんですね。

ところがダウンジャケットをインナーに使うようにしてからはそんなこともないです。

着用しない時はぎゅっと収納袋に詰めて、鞄の隙間に適当に入れて持ち運べますからね。

おまけにダウンジャケットはフリースよりも保温効果は格段に高いです。
鳥たちってホントに素晴らしいものを身にまとっているんだと実感できてしまいます。

冬に限らず、寒くなりそうな気配の時はとりあえずバッグの隙間に忍ばせておけば安心です。

ユニクロのウルトラライト ダウンジャケットは値段も安いので、インナー代わりに気兼ねなくバンバン使い倒しています。


さて前置きが長くなりましたが、ここから本題。

夏を除くスリーシーズンでは便利に使っているインナー用のダウンジャケット。
冬でも野山を歩くと汗をかくこともあるので汚れが気になります。

ダウンはクリーニング店に出さなければいけないようなイメージがあるんですが、頻繁にそんなことをしていたらお金がかかって仕方ないです。ユニクロのだったらすぐに新しいのが買えてしまいそう。

なので私はいつも自分で手洗いしています。
洗濯に使うのはニクワックスのダウン専用洗剤(NIXWAX DOWN WASH)撥水剤(NIXWAX DOWN PROOF)

ニクワックス(NIKWAX)というのはイギリスのメーカーです。
イギリスは山歩きの好きな人が多くいるお国柄。そして雨の多い気候ということもあるのか、このニクワックスもアウトドア用品の撥水剤を製造しているメーカーとしてはかなり名の知れたところです。


ところでアウターに撥水性が役に立つのは容易に想像できると思いますが、インナーとして使うダウンにまで撥水処理を施すのはどうしてなのか?

その理由は二つあります。
一つは汚れをつきにくくするため。
もう一つの理由は、ダウンジャケットの中で結露した汗などの水分を素早く乾燥させるためです。

撥水処理を行うことで、生地や羽毛に水分が浸透しにくくなり、その結果、乾燥も早くなるというわけです。

洗剤のほう(NIKWAX Down Wash)は生地に施された撥水処理の効果を落とすことなく、汚れだけを洗い落としてくれます。普通の洗濯洗剤は強力すぎて折角の撥水性能を損なうことになる、ということらしいです。

さて実際の洗濯、撥水処理はというと、案外簡単です。

<洗い方>
まず、バスタブに浅くぬるま湯を張って、この洗剤(NIKWAX DOWN WASH)を溶かしたところへダウンジャケットを浸してもみ洗いします。

しばらくつけ置きしてもよいです。洗剤の量などは日本の販売代理店のウェブサイトを参考にするとよいです。PDF形式のマニュアルも配布していました。

ちなみに、この洗剤は洗濯機にもOKということですが、手洗いしたほうが使う量が少なく経済的なので私はいつも手洗いです。衣類を傷める心配もないし。

もみ洗い中。普通に泡立ちます。
独特の匂いあり。
暫くつけ置きした後。泡が消えると
水が汚れているのがよく分かります。

もみ洗いが終わったら、水で2回ぐらいゆすぎます。

その後、洗濯機で軽く脱水します。

<撥水加工>
洗濯が終わったら、乾燥。と行きたいところですが・・・
乾かす前に撥水剤(NIKWAX DOWN PROOF)を使って撥水加工を行います。この撥水剤は洗濯の後、衣類が湿った状態で行います。

方法はというと、洗濯の時とほとんど変わりません。

バスタブに浅くぬるま湯を張って、適量の撥水剤をよく溶かしておきます。
そこへ衣類をいれてよく浸透させながら15分ぐらい漬け置きします。

その後はやはり水でゆすぎます。
撥水剤による白い濁りがなくなり、水が透明になったらOK。

<乾燥>
撥水加工が終わった衣類を洗濯機で軽く脱水して、乾かします。

ダウンの換装にはタンブラー乾燥がベストだそうです。
(ただし衣類についている表示に従うこと!)

やってみると分かりますが、洗濯したあとのダウンジャケットは中の羽毛が湿ってぺたんこになっています。
さらに手探りで生地の上からよく観察すると、羽毛が中で偏って団子状態になっているのもわかります。

タンブラー乾燥は、そんな団子状態の羽毛をふんわりと乾かしながら、元のように衣類全体にまんべんなく馴らしてくれます。
さらにテニスボールを一緒に入れて乾燥をかけると一層効果的だとか。

とここまで説明しておいて何ですが、自分はタンブラー乾燥はしていません。
自宅に乾燥器がないし、コインランドリーへ行くのも面倒なので・・・

どうするかというと、洗濯後のジャケットをできるだけ平らに置いた状態で陰干しします。
このままでは中の羽毛は偏ったままです。

おおむね乾いたら、あとは地道に・・・・・手でほぐします(汗
いつもはテレビでも見ながら気長にジャケットを揉んだり、時々振ったりして馴らしていきます。

中まで完全に乾かすには少し時間がかかるので、2日間くらい、暇を見てはこの作業をします。

しばらくの間使わずに保管するときは、さらに数日間風通しの良いところにかけて乾燥させたほうが良いと思います。

ちなみにNIKWAX DOWN WASHは撥水処理の効果を損なわずに洗うことができるので、撥水処理は毎回ではくて1回おきぐらいで十分だと思います。

こうすることで撥水剤の節約もできますね。
クリーニングに出すより安いとはいえ、輸入品なので洗剤、撥水剤としては少々高価です。
洗剤、撥水剤ともに300mlと1Lのもの、さらに大きいのは4Lのボトルもあったと思います。

容量の大きいボトルで購入した方が割安なので、前述のとおり撥水処理を1回おきとかで行うのであれば、 洗剤を1L & 撥水剤を300ml の組み合わせて購入すると一番効率よく使えます。

以上、衣替えの後にほったらかしのダウンジャケットがあったら早めにきれいにしておくことをお勧めします!

※洗濯に自身のない方や高価なジャケットは迷わずクリーニング店へ依頼するのが無難です!
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2014年7月4日金曜日

バイオの無線LANカードを4965AGNへ交換 | SONY VAIO VGN-SZ93S

以前に紹介したVAIO (VGN-SZ93S)。
古い機種ではあるものの、ファンの修理後は特に問題もなく、ちょっとした仕事には十分働いてくれています。

譲り受けた当初に搭載されていた1GB(512 x 2)メモリーは、手元に余っていたモジュールと交換して3GBまで増やしてやってそこそこ普通に使えるようになったものの、無線LANが少々遅い。

SZ93Sに搭載されている無線LANカードは3945ABG。
この環境だと54Mbpsまでしか通信速度が出せない。

そこでモジュールを交換することに。
いまとなっては4965AGNも安くなって、ネットで1,700円ぐらいで購入。

交換の作業は結構簡単。
ファンの修理をした時のことを考えたら何てことないです。

キーボードとパームレストを取り外したらすぐに無線LANカードが見えるようになるので、あとは差し替えるだけ。

古いほうの3945ABGにはアンテナを接続する端子が2個あるのに対して、4965AGNには3個の端子があります。
PCのアンテナは2本しか用意されていないので接続するのは2つの端子のみ。残りの一つ(3つあるうちの真ん中)は未接続です。


取り外した3945ABG

作業風景の画像を撮っておいたつもりが、間違ってファイルを消してしまったのか(汗)行方不明になってしまったので交換の様子は省略。

カードの取り付けが終わったら、あとは最新のドライバをダウンロードしてイントールしたら全て完了です。

無線LANカードの換装後は144Mbpsで通信可能になりました。
アンテナをもう一本増設したら300Mbpsも実現できたかもしれないけれど、今の用途ではこれで十分だし、わざわざこれ以上の予算と時間を割く必要もないので、このVaioの延命作戦はこれにて無事終了となりました。

(追記)後日、5GHz帯対応のルーターに交換したところ300Mbpsで通信できるようになっています。

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あずきふたつぶ。。

気まぐれな日記にお付き合いいただいてありがとう!