先日、あるフリーソフトをインストールする際にうっかり怪しいプログラムを一緒にインストールさせられてしまい、削除もできない状態に。どうやらスパイウェアの類の模様・・・
どうにか削除できたとしても何か気持ちが悪いので、ここはスッキリとOS再インストールすることにしました。そして再インストールのついでにSSDへの換装を決行。
もう投資することはないと思っていた古いマシンですが案外便利に使っていたので思わず欲が出てしまいました。
VAIOでのSSDへの換装、ThinkPad X61でのSSD換装がすんなり完了した後だけに、今回も簡単に考えていました。
しかし、このVAIOのSSD換装ではいくつもの落とし穴にハマる結果となってしまいました。
結果的には何とか問題を解決してSSDへの換装に成功したので、今回はそのレポートを走り書き。
換装に使ったSSD はCrucial MX100 シリーズ(128GB)。
Toshiba製のものを使いたかったけど、今回は節約です。
Crucial のSSDは安価で比較的評価もよかったので。
どうせPCの中に隠れるモノなので全く気にしてませんが。
早速、SSDを取り付け。
冷却ファンの清掃をする時に完全にバラしているので、ここまでの作業は難なく完了。
あとはVaioのリカバリディスクにてWindows(Vista)を再インストール。
(古いソフトや周辺機器をまだ使う予定があるので敢えて購入当初のVistaです。)
普通にリカバリ作業を進めてWindowsをインストール。
しかしWindowsの設定画面手前でシステムを構成できない旨のエラーが出てリカバリの中止。
→ これはどうやらHDD と SSD のセクタの違いによるものらしい。
ここまではある程度覚悟していたので、冷静を装って次の策を練ります。
幸い、ディスクのバックアップやクローン作製ができる Acronis True Image (ATI) がSSDにバンドルされていたこともあり、
まずHDDでリカバリを実行した後、そのHDDの内容をSSDへ丸ごと移行(クローン作製)する方法を実施。(ATIのディスクバックアップとリカバリの実行)
これで無事にWindows の構成と起動に成功しました!
一件落着、かと思ったら今度は Windows Update がエラーを出して正常に更新ができない。
ここで、まだVista SP1だったことを思い出してSP2の更新プログラムをインストール。
しかしWindows Update は相変わらずエラーを出して起動しないまま。
→ またしてもSSDに換装したことが Windows Update に影響している模様です。
いろいろ調べた結果、この問題の解決には
Intel R Rapid Storage Technology (RST) をインストールする必要があるらしく・・・
早速、Intel のダウンロードサイトからVistaに対応しているバージョン(Ver.8.9.0.1023)をダウンロードしてインストールを試みる。
ちなみに、このバージョンの時代はRSTではなく、マトリクス・ストレージ・マネージャという名称でした。
しかし結果は、「必要なシステム要件を満たしていない」などとエラーメッセージを出してインストールが中止。
ダメもとで他のバージョンも片っ端からダウンロードして試みるも、甲斐なく結果は同じ。
改めて解決の糸口をネットで探すと・・・
→ Vaio VGN-SZ93SのチップセットはRSTの動作に対応しているものの、どうやらBIOS設定で AHCIモードが無効になっているらしい。
そういうわけで、RSTを正常にインストールするためにAHCIモードを有効化します。
ところがVaioというやつは曲者なようで、ユーザーにAHCIモードの設定をさせてくれない仕様になっている。
BIOS画面のどこを探してみてもそんな設定項目が見当たらない。
・・・VaioってBIOSの設定画面でできることがかなり制限されているみたいです。最近のはどうか知りませんが。
そしてネットを隈なく探した末、
BIOS画面を使わずに手動で全ての設定を書き変えできるソフト(symcmos)を使用する方法を試みる。
こちらの記事を参考にさせてもらいました。
→ VAIO Type SZ AHCI&Intel VT 有効化
この方法を使えばBIOS画面上では非表示にされていたAHCIモードの設定が可能になります。
ただし、このソフト(symcmos)はDOS上で起動する必要があります。
つまりFD(フロッピーディスク)にMS-DOSを仕込んでこのFDからパソコンを起動させなくてはいけない。
しかし最近のPCにはFDD(フロッピーディスクドライブ)何ぞあるわけもなく、
これを解決するためにDOS起動できるUSBメモリを造る必要がある。
それにはUSBメモリを仮想FDにすることができるソフトを利用するのだが、
自分の環境ではこのソフトがうまく動かなくてガッカリ。
そろそろ諦めモードになりかけましたが、十数年前に購入したUSB接続のFDDを大事に仕舞ってあったことを思い出して早速押入から引っ張り出してきました。
ついでにFDも一緒に残っていたので、このFDをDOSシステム付きでフォーマット。
そしてBIOS設定のためのソフトをインストールします。
インストールといってもsymcmosの実行ファイルをFDへコピーするだけ。
おかげで仮想FDなんて面倒なことをせずにあっさりsymcmosを起動することができました。
symcmosはテキスト形式でBIOSの設定ファイルを出力し、必要か所を書き換えることでBIOS設定の変更を行います。作業はとても簡単でした。
さて、BIOS設定後にWindows を起動すると自動的にAHCIコントローラーのインストールが始まり、デバイスマネージャー上でも確認することができた。
さっそく、これまで失敗していたRSTのインストールを再度実行して、今度は無事に完了!
これでWindows Update が無事に動作する筈だったが、何故か動かない。
相変わらずエラーを出してWindows Update が正常に起動しない。
ここまで来ると、もう泣きそう・・・
あきらめようかとも思いつつも、ここまで来ると後に引けない気分。
何とか気を取り直してネットで情報を集める。
同様にして困っている人はたくさんいるようで・・・・
そんな方々の記事を参考に、
Windows Updateのデータフォルダ削除を試みる → 効果なし。
おまじないのバッチファイル実行も試みる → 効果なし。
そして、最後に行きついたのが、あるブログの記事。
→ http://pon250.blogspot.co.uk/2012/04/vista-8024a000.html
Intelのダウンロードページでは公開されていないが、Vistaに対応するRSTのバージョンがまだ他にあるらしい。
Intelのダウンロードサイトからは削除されているものの、まだアーカイブされているようです。
ブログにリンクしてもらっていたので有難くこのバージョン(9.6.0.1014)をダウンロードしてインストール。
旧バージョン(Ver.8.9.0.1023)の時とほぼ変わらないインストール画面の末、無事にインストールが完了。
そして結果は・・・成功!
無事にWindows Update が動きました。
Vista SP2にした後なので更に115個の更新が見つかり、無事にアップデート完了。
コントローラーが古いのでSSDの性能をフルには発揮できないものの、遥かに快適に動くようになりました!
長々と頑張った甲斐があったというものです。
以上、改めて読んでみるとかなりの走り書きで読みにくいですが、
いまだに同時期の古いVAIOを使っている人がいたら多少は参考になるかも知れませんよ。
![]() | 価格:5,970円 |

0 件のコメント :
コメントを投稿