2015年1月26日月曜日

地デジ室内アンテナの自作。

アルミパイプを使用した超簡単な地デジ用室内アンテナを自作してみたので紹介します。
手作りですが案外使えます!

アンテナの引き込みがされていない部屋でテレビを受信する必要ができたので、ネットで皆さんの制作記とか参考にさせてもらいながら、家に転がっている材料で適当に造ってみました。
製作したのはダイポールアンテナと呼ばれるシンプルなタイプです。

☆材料

アルミパイプ(長さ15cm)×2本
・アルミパイプがちょうど入る程度のプラスチック製のパイプ(使い古したボールペンの軸を利用)
タッピングビス(ネジ径3ミリ、長さ8ミリくらい。だったかな・・・)
同軸ケーブル(75Ωのものを適当な長さで。)
・テレビからのケーブルを接続するコネクタ(メス) ※直に接続するなら不要


※ここで注意するのはアルミパイプの長さ。

これは受信する電波の波長を基に決定する必要があります。

計算式は、アルミパイプ1本の長さ = 波長 ÷ 4 

地デジ放送の電波は放送局ごとに異なりますが、すべての局に合わせてアンテナを用意する必要はありません。

計算通りの長さにしないと受信できないって事も無いので、適当な周波数を代表にして計算。
今回はキリのいいところで、500MHz辺りをターゲットに計算してみました。

波長は電波が1秒間に進む距離を周波数で割ればよいので・・・

300,000(キロメートル) ÷ 500x10^6 = 0.6(メートル)

つまり、その4分の1ということで、アルミパイプ1本の長さは15cmになります。

パイプの太さは手元に6ミリのものがあったのでそれを使いましたが、太めの針金とかでも良いと思います。


☆作り方

材料が用意出来たらあとは簡単。
作り方とは言っても画像を見ればお分かりの通りです。




必要な長さに切ったアルミパイプをプラスチック製のパイプ(今回はボールペンの軸を使いました)に突っ込んで、プラスチック製のパイプと一緒に外側からタッピングネジで留めて固定するだけ。
(ネジ穴には予め適当な径の下穴を空けてくださいな。)

同時に、同軸ケーブルから出した線(網線と芯線)をそれぞれのネジに絡めて配線します。
ハンダ付けも不要で楽ちんです。

設置は適当にぶら下げたり、壁や天井に貼り付けたりとお好きなように。
私の場合は近くの本棚の上に乗っけているので画像の通りシンプルですが、
必要に応じて取り付けやすいような形にカスタマイズすればよいでしょう。

因みにこのアンテナは指向性があるので、最寄りの電波塔を向くように設置すること。

電波状態の良い所ならこのアンテナで結構受信できます。
予算も時間もかけずに超簡単に出来てしまいました!

アンテナ工学とかしっかりと勉強されている人からするとツッコミどころ満載のイイカゲンアンテナでしょうが、そもそもテキトーな手造りなので寛大な気持ちで楽しめたらOKってことで。
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あずきふたつぶ。。

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