2014年5月13日火曜日

シリカゲルを再生する方法

シリカゲルの再利用(乾燥)方法について、筆者が試した4つの方法をレポートします。
さらにバラ入りシリカゲルを「お茶パック」で小分けにする方法もご紹介。

乾燥材としてよく見かけるシリカゲルは一度使用したものでも、乾燥させることで繰り返し利用することができます。

私はカメラの保管庫用にシリカゲルをいつも使っていますが、前述のように再利用が可能なことから経済的で重宝しています。

さて、その乾燥方法はというとこれまで3通り(+1)の方法を試してきました。
今回はそのレポート。
1.電子レンジ
もっとも手軽にできる方法。
レンジの設定は弱から中程度に抑えて、30秒から長くても1分間ぐらいが適当だと思います。あとは様子を見ながら、必要であれば繰り返し加熱します。
小袋に入った状態のシリカゲルは加熱しすぎると袋が溶けてしまうので要注意。
私はレンジのマグネトロンを保護する目的で、コップ1杯の水を一緒に入れます。
簡単な方法ですが、シリカゲルの色つきの球が濃い青になるまで乾燥させようとすると、意外と時間がかかります。また、青くなったと思っても冷ましている間に再び赤っぽくなってしまう事もあるので、色はあまり気にしないほうがいいと思います。
マイクロ波が直接水の分子に働いて加熱、乾燥させてくれるので効率的なように思うのですが、納得いくまでに何度もレンジを開けては再度乾燥を繰り返す場合が多く、近頃はこの方法はあまりやっていません。
※コップの水が沸騰しないように注意。また静かに見えていてもレンジが止まった後に突然沸騰(突沸)する場合も無くはないので十分な注意が必要。

2.オーブントースター
比較的短時間で、結構強力に乾燥できます。場合によっては危険。
トースターに付属の餅焼きトレイにアルミホイルを敷いて、そこへシリカゲルを平らにならして並べます。必ず小袋から出して乾燥します。トースターの設定は250W程度。5~10分ぐらい加熱して様子を見ます。色つきの球が入っているシリカゲルであれば、乾燥すると濃い青に変化しています。乾燥したら庫内の蒸気を逃がしたのち、そのまま冷まします。
間違っても1000Wとかで加熱しないようにしましょう。やったことはないですが、おそらく火が強すぎて危険。火力の調整ができないトースターの場合はこの方法は不可だと思った方が賢明。
しっかりと、そして比較的早く乾燥できたのでしばらくやっていましたが、少々危険なのと、いちいち小袋を開けて、乾燥後にまた袋詰めの作業が待っているので今は行っていません。

3.炊飯器
比較的安全に必要充分な乾燥が可能。
炊飯器の内釜をセットして底に小袋のままシリカゲルを敷き詰め、保温します。間違っても炊飯や再加熱にしないこと。たちまち袋が溶けて危険です。保温モードでも機器によっては加熱しすぎるものがあるかもしれないので、必ず安全なことを確認してから行う。
適度な温度を保つことができれば、保温にしたまま1時間とか放置。ときどき様子を見て乾燥できているようなら炊飯器をOFFにして蓋をあけてそのまま冷まします。
この方法だと比較的安全なため、保温中はそのまま放置して他の用事ができるので助かります。今はこの方法を採用しています。ただし、保温したままの外出は危険なのでやめましょう。

(4.オイルヒーター or セントラルヒーティング (冬限定))
冬季でなおかつ設備がないとできませんが、安全に必要充分な乾燥が可能。
デロンギなどのオイル循環式のヒーターや、寒冷地で使用される温水が循環するタイプのセントラルヒーティングがある場合、ラジエーターの上にシリカゲルを置いておけば1日か2日で自然と乾燥しています。これが最も安全で省エネな気がしますが、そういった機器、設備がないとだめですね。
以上、いずれも使用する機器の本来の目的ではありませんので、メーカーも誰も補償してくれません。あくまで個人の責任で試してください

ここまで来て何ですが、もっとも安全なのは市販のシリカゲル専用ヒーターだと思いますので、そういったものを使うことをお勧めしておきます。


おまけ
最後におまけのチップス。

カメラの保管をはじめ、お菓子に海苔、調味料などなど、普段シリカゲルをよく使うため、うちでは大袋入りのシリカゲル、500gとか1kg入りのものを買って使っています。この方が安いので。

坂本石灰工業所 なんでも除湿シリカゲル 1kg

価格:660円
(2021/10/8 08:52時点)
感想(2件)


このバラ入りのシリカゲルを使用する際には、用途に合った量に小分けにするのですが、
そのとき重宝するのが「お茶パック」と「クリップシーラー」。

お茶パックは通気性があって、なおかつシリカゲルの粒や崩れた粉を外へこぼさないので小分け袋に最適。

クリップシーラーはお茶パックの口を閉じるのに使用します。

シーラーというのはお菓子などの袋の口を熱して溶着することで封をするものです。

我が家で使用している小型のシーラーは安価な割に使いやすくて優れもの。キッチンに限らずあらゆる場面でかなり便利に使われております。

クリップシーラー Z-1 送料無料

価格:4,580円
(2021/10/8 09:04時点)
感想(328件)

ちなみに、お茶パックの素材は紙か布のように見えますが実際はポリエステルやポリエチレンでできています。そのためビニールの袋などと同様に溶着してしっかり閉じることができるんです。
お試しあれ!

..

0 件のコメント :

コメントを投稿

あずきふたつぶ。。

気まぐれな日記にお付き合いいただいてありがとう!