2015年5月13日水曜日

プラスチック製スナップボタンでジャケットの修繕 | KAM プライヤー&スナップボタン

プラスチック製スナップボタン(KAM)を使ってみたのでレポートします。

先日洗濯したノースフェイスのアウトドアジャケットのお話。
このジャケットは3年ぐらい使用していますがマジックテープ(ベルクロ)が外れてきたり、ループ(ベルクロのふわふわしたほう)がかなり傷んでもわもわになってきました。
ジャケットの痛んだベルクロ。
ちょっと見苦しいですね。
とは言え、傷んでいるのはベルクロだけでジャケットとしては問題なく使えるので買い替えるのも勿体ない。
と言うことで、ベルクロを全て取り去って、プラスチック製のスナップボタンに交換することにしました。

まだ使えるベルクロもありましたが思い切って全て交換です。
ベルクロは便利な反面、セーターとか他の衣類にくっついて痛めてしまうこともよくあるので、
私としてはボタンのほうがありがたいのです。

さて、今回使用したのはこちらのボタン付けセット。
KAMという商品名で中国製のをよく見かけますが、まさにそれ。
日本製もあるようですが、取り敢えず安い方でお試しです。
KAM のプライヤー


右は日本製のもの。意外と安価に買えるのでこちらにしても良かったのかも。

さて、ボタンを取り付ける仕組みは非常にシンプルです。
ボタンの部品は画鋲のような形をしたピン2個とスナップ2個(オスとメス)で1セット。
スナップボタンはこの4つで1セット。
両端がピンで表から見える部分のパーツ。
内側二つがボタンのオスとメス。
まずピンを生地に突き刺します。
そこへボタンのオス(またはメス)を乗せる。
専用のプライヤーでピンの突起を押しつぶします。
ピンがつぶれて丸く拡がればOK。
ただし、ピンの突起をプレスする際は垂直に押しつぶすように丁寧にやらないと
突起部がぐねっと折れ曲がった状態になります。
プレスするときに突起が曲がってしまうとこうなる。
同心円状に広がらずに左に偏ってしまっている。
どうしてもうまくいかない場合には、ピンを生地に突き刺した後、突起部の先端をニッパーで切って平らにしてからプレスすると少しやり易くなりました。
ただし、生地が薄い場合の裏ワザ。
生地が厚い場合はボタンを十分に固定できる突起の長さが確保できない場合があるので注意が必要です。
ピンの先端を平らにカットすると、プレスしやすくなる。

あと、多少突起が曲がった状態でプレスしてしまっても使用上は問題ないくらいには固定できているようです。あまり神経質になることもないかもしれませんね。

ただし上の失敗例のように、メス側の突起が曲がってプレスされてしまうと、偏って押しつぶされた部分が邪魔をしてオス側がきれいに嵌らない場合があります。
この時は邪魔している部分をカッターで削り落とすとパチンときれいに嵌ります。

さて、ジャケットの懐部分、袖口、襟のフードを収めている部分をすべてボタンに交換完了。
交換前は傷んだベルクロのおかげでずいぶん草臥れて見えていましたが、すっきりときれいになりました。
襟のフードを収納する部分もすべてスナップボタンに交換。
スッキリとしました。

KAMのプラスチックボタンを使うのは初めてでしたが結構気軽に簡単に使えることが分かりました。
今後も色々とモノづくりや修繕に活用できそうです。

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あずきふたつぶ。。

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