Windows7での共有フォルダが再起動後に解除されてしまう問題について、解決策をメモしておきます。
ひと月ほど前にデスクトップパソコン(Windows7 Pro)をHDDからSSDに換装しました。最近使わなくなったアプリケーションとかも溜まってきていたので、今回は気持ちよくOSをクリーンインストール。
しかしそれ以来、外付けHDDに設定したはずの共有設定が再起動の後に勝手に解除されてしまう現象が起きていました。
常に再起動の度に共有解除されるわけでもないようで、時々、思い出したかのようにドライブのアイコンに共有マークがついていたりすることも。
状況からすると、共有の設定自体は然るべきところ(詳しくは知りませんが)に保存されているようなのですが、何らかの原因で起動時にドライブ(またはフォルダ)の共有設定を復元できていないようです。
この問題に関してウェブで解決策をいろいろ探してみたのですが、情報が少ないですね。
少ない情報の中で結局たどり着いた対策がレジストリの編集による方法。
下記のサイトあたりが参考になりました。
アクロニスサポート:
14826: アクロニス製品のインストール後に共有フォルダにアクセスできない
https://kb.acronis.com/node/14826
マイクロソフト サポート:
Antivirus software may cause Event ID 2011
http://support2.microsoft.com/?scid=kb;en-us;177078
マイクロソフト コミュニティ:
http://answers.microsoft.com/ja-jp/windows/forum/windows_7-networking/windows7/53042a51-bde4-4e84-8663-8dd9d31d677e
これらの情報によると、アクロニス製品、もしくはウィルス対策等のセキュリティソフトがインストールされている場合に起こることがあるらしい。
今回、自分の環境ではアクロニスTrueImageをインストールしていたし、セキュリティソフトももちろんインストールされていて、どちらも当てはまる・・・
イベントログなどには該当するエラー情報は見つからなかったものの、ダメもとでやってみたところどうやら解決したっぽいです。
具体的には次の手順で。
1.[ファイル名を指定して実行] で regedit と入力してレジストリエディタを起動
2.下記のキーを開きます。
HKEY_LOCAL_MACHINE \SYSTEM \CurrentControlSet \Services \LanmanServer \Parameters
3.そこに IRPStackSize という設定値が見つからない場合は、
[編集]-[新規]-[DWORD 値] の順に選択して、IRPStackSize という名称で値を新規に作成します。
![]() |
DWORD(32ビット)値を新規作成 |
![]() |
IRPStackSize値が追加されました |
4.最後に、この IRPStackSize 値をダブルクリックして、値を18(10進数)に設定します。
このスタックサイズは15がデフォルトのようですが、これを3大きくして18にすることで、再起動後も共有設定が復元されるようになりました。
もしうまくいかない場合はさらに3大きくして21にしてみるとよいようです。
同様の症状が発生したら試してみる価値はありますね。
ただし、レジストリを弄るので間違った操作をするとOSに致命的な結果をもたらしますのでご注意を。もちろん自己責任でお願いします!
-追記-
この記事には後日談があります。
フォルダやドライブの共有設定が勝手に解除されてしまう現象 : SSD換装の影響
..
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